12月11日(日)長崎県対馬市で行われた対馬学フォーラムにて、研究発表を行いました。
http://fieldcampus.city.tsushima.nagasaki.jp/other/cat1/20161211.html
地元、対馬での研究発表は、予てからの夢だったので、夢が叶って大変嬉しく、楽しんで報告させてもらいました。
対馬学フォーラムは、島内外を問わず、対馬を対象として研究している研究者や実践家が集まり、
活動内容や結果を共有し、交流を深めるセミアカデミックなイベントです。
発表を聞きに来ている一般の方もいらっしゃり、堅苦しい場ではありませんでした。
私がお世話になった学校の先生方、いつも研究で連携させていただいている市役所の方、その他活動家や起業家の方にもご挨拶できた貴重な機会となりました。
以下、発表内容と活動を少しだけ。
午前中が依頼のあった研究報告のあった時間枠でした。
対馬の学生枠で、
小学生、中学生、高校生、私(大学院生)という流れでした。
小学生は、セリフを丸覚えしていて、
また芝居形式の発表もあり、学芸会さながらの
完成度でした。
中学生も、聞き取り調査などを行い、
対馬の地域活性化について、
建設的な意見をまとめていました。
高校生は、山口県宇部市への視察内容をまとめていました。
対馬高校はESD(持続可能な環境教育)活動の指定校になっていて、
環境を合わせた実践的な学習を行える環境が整備されていたようです。
私は、対馬のエネルギー転換が世界の課題解決につながる!をテーマに、普段の活動について報告させてもらいました。
端的に今回報告させてもらったことは以下の内容です。
・離島のエネルギーシステムの高コスト構造と豊かな資源量
・技術的、社会的な課題
・離島振興における支援依存体制
・地域主体で長期的な計画を策定することで解決可能
説明を簡単にすることを優先したので、
説明不足なところもあったとは思うのですが、
発表後、良い反応をしてもらえたので、少しホッとしました。
日本のコミュニティパワーやご当地エネルギーに関する取り組みについても触れたかったのですが、
内容が「対馬」学であることから、内容の本質が離れないよう、今回は説明しませんでした。
ご当地エネルギー協会についてはこちら
事務局のお手伝いをした世界ご当地エネルギー会議についても触れたかったのですが、
こちらはまた別の機会で。。。
世界ご当地エネルギー会議
http://www.wcpc2016.jp
ちなみに、午後はポスター発表をさせていただきました。
午前中に発表していた、小学校の教頭先生や
小学生も質問しに来てくれました。
対馬でもエネルギー転換を進めていくことで、
環境に優しく、
地域活性化にもつながる、
ということをあらためてお話させていただきました。
その後、ISEPの仕事があったので
発表後すぐに大阪に戻り、家に帰らずそのまま徳島へ。
今回の発表で、立教大学、九州大学の先生方にも研究についてコメントをいただき、
対馬の様々な活動についても
新しい情報を得ることができました。
参加できて、大変有意義でした。
来年は、もっと具体的な成果を持って、研究報告できるよう頑張りたいと思います。
対馬の冬の幸、あこや貝も食べることができて大満足でした。
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